8 August 2018

風鈴

暑い夏に音の涼を届けてくれる、風鈴。もともとは、仏教の伝来とともに伝わった魔除けで、素材も青銅製でした。ガラス製のものが登場しだしたのは、江戸時代からなのだそうです。今の時期、全国的に「風鈴市」が開かれます。もし近くで開かれていたら、足を運んでみてはいかがでしょうか。

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風鈴と愉しむ夏 風鈴と愉しむ夏

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風鈴の多彩な魅力を知ることから 風鈴の多彩な魅力を知ることから

暑い日中に聞こえてくれば涼やかな気分に、
夕暮れに聞こえてくればどこか郷愁を誘う風鈴の音色。
「最近はまたそんな風鈴のファンが増えてきているような気がします」
と教えてくれたのは、毎年7月に神奈川県の川崎大師で開催される
風鈴市の実行委員長を務める森明弘さん。
この風鈴市では、全国各地の様々な風鈴を一堂に集めています。

「ひとくちに風鈴といっても、さまざまなものがあります。
音色はもちろん、それぞれの土地柄を感じられるデザインがあり、
それを知っていただくと、愉しみがぐっと広がるのではないでしょうか」
川崎大師の風鈴市には、約900種類の風鈴が勢ぞろいするといいます。
そんな風鈴市を案内していただきながら、
風鈴を愉しむヒントを伺いました。

風鈴の愉しみ方3か条 風鈴の愉しみ方3か条

1.風鈴を飾って厄払いする 1.風鈴を飾って厄払いする

そもそも、なぜ軒先に風鈴を飾るようになったのでしょうか?
「お寺のお堂に注目してみてください」
と、森さんの指差した四隅の軒には、何かぶら下がっています。

「これは、風鐸(ふうたく)といいます。
これには、邪を払う意味があるのです。
これが風鈴の元だと言われています。
風鐸もそうですが、年末の除夜の鐘など、古くから
かねの音には魔除けや浄化の力があるとされていて、
日本人にとっては馴染み深く、大切な音のひとつ。
ですから風鈴の音色にも、そういった意味を
日本人は見出してきたのかもしれません」

風鈴は、風物詩として味わうのはもちろん、
厄除けの願いを込めて飾るのも、
大切な風鈴の味わいかたのひとつなのですね。

2.素材によって異なる音色、自分だけの響きを見つける 2.素材によって異なる音色、自分だけの響きを見つける

そんな私たち日本人の暮らしに古くから馴染んできた風鈴ですが、
その素材は、というとなにを連想しますか? 
ガラスや金属、陶器……。

「珍しいものですと、石や備長炭でつくったものもあるんですよ。
そういった素材の違いによって、
音色もかなり異なります。
金属の風鈴は、長い音の余韻が印象的で、
炭や竹などでつくられた風鈴は軽やかに
カランコロンと鳴ります。
ガラスや陶器の場合は、音だけでなく、
色や形もさまざまに美しく、デザイン性も愉しめます」

そのようにたくさんの種類の風鈴の中から、
自分の好みのものを見つける道はひとつ。
まずはいろいろな風鈴を見て、音を味わってみることだといいます。
「同じ素材やデザインでも、音はひとつひとつ微妙に違いますから、
箱から出して、音を確かめてから買うのがおすすめですよ」

3.響きと佇まいを愉しむための自分らしい飾り方を見つける 3.響きと佇まいを愉しむための自分らしい飾り方を見つける

さて、お気に入りの風鈴を手に入れたら、次はどこに飾るか。
住宅街では軒先に風鈴をぶら下げにくく、
室内にぶら下げている、という人も少なくないようです。

「たとえば、切子ガラスや蒔絵など、
高価な伝統工芸の風鈴を買ったのならば、
風鈴台も用意して、床の間や棚の上に飾ってはどうでしょう。
インテリアとしてその美しさを愉しむことができます。
また、玄関先もいいですね。
人が出入りするときに空気が動いて、
チリンと風鈴が鳴るでしょう。
そんなふうに生活の中にさりげなくある風鈴の音色は
やっぱりいいですよね」

もともとは、厄払いの意味を持つ風鈴。
夏の風物詩としてはもちろん、
四季を通じて暮らしの中で愉しむのも、よいのかもしれません。

夏の風情を日本各地の名産品で味わう 夏の風情を日本各地の名産品で味わう

風鈴市を歩いていると、各地から届いた風鈴たちの
その素材やデザインの多様さに驚かされます。

「風鈴は各地の名産品や伝統工芸品をつくる工房でつくられてきました。
自分の出身地や思い入れのある土地でつくられた風鈴を飾る
というのも、風鈴の愉しみ方のひとつだと思います」
と、森さん。自分の日々の暮らしの中でどんなふうに愉しもうか、
イメージを膨らませながら、お気に入りの風鈴を見つけましょう。

森 明弘 AKIHIRO MORI

川崎大師山門前に店を構える老舗久寿餅(くずもち)店の5代目として家業を担いながら、川崎大師風鈴市の実行委員長として、地域の人々とともに運営に携わっている。毎年7月下旬に開かれ、今年で23回目を数えた風鈴市は全国47都道府県の約900種類3万個の風鈴が勢ぞろい。リピーターも多い、人気の夏の風物詩となっている。

present present

明珍「火箸風鈴(並)」

明珍家は、平安時代より続く甲冑師の家系。
明珍の火箸風鈴は、その伝統の鍛冶の技でつくられた
火箸をつかった風鈴です。
「この風鈴は、とにかく音が美しいんです。
最初にまず高く響くその音色に惹かれ、
その背景を調べると、そこには
素材へのこだわりや長い歴史に裏付けられた
職人技があり、いっそう魅力を感じました」(森さん)

この風鈴に、飾るための風鈴台もセットにしました。
その佇まいと、高く長く響くその音色を、
ぜひご自宅で愉しんでください。

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