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芒種

自然や気象の変化を捉えた二十四節気のひとつ、芒種。「のぎ」とは、稲や麦の穂先についているトゲのこと。稲の種まきは今ではもっと早い時期に行いますが、梅雨入りを前に、農家の仕事が忙しくなる頃とされています。またこの頃には梅が色づいたり、キレイな水辺には蛍が飛び始めたり、自然の中に夏の気配を感じることでしょう。

六月五日は芒種ぼうしゅ
梅雨を目前に、
穀物の種をまく頃です。

「なくてはならない」

芒種のころを過ぎると
いよいよ梅雨がやってきます。

とにかく太陽が大好きな私は
この時期になると気持ちもジメリとして
なんだか覇気がない感じに。
日本ってなんでこんなに湿気が多いの??と
このジメジメをとても嫌っていました。

ところが数年前、イタリアに1カ月ほど滞在して
帰国しようとしていたときのこと。
飛行機はしだいに成田に近づき、
窓の外をみると眼下には一面の緑が広がっていました。

そのときふと、自分が湿気をおびた緑に
優しく包まれているような感覚をおぼえたのです。

もちろん私は飛行機のなかにいるから
湿度が直接感じられるはずはないのだけれど、
にわかに体がしっとり潤う感じがして
同時になんともいえない安心感に包まれました。

カラカラに乾燥したヨーロッパで
透明な強い光の美しさに喜んでいたのだけれど、
体は知らぬ間にがんばってしまっていたのかも。
目の前に広がる鬱蒼とした緑を見て
敏感に体が反応したようでした。

あんなに嫌っていた湿気も
実はなくてはならないもの。
多くのものに守られて暮らしているんだなと、
あらためて気づかされました。

芒種は稲や麦の種を蒔く大切なとき。
そう思うと降りつづく雨も
本当にありがたいものですね。

金麦スタイル 旬の便り

6月1日(金)

平澤 まりこ

文・平澤 まりこ

プロフィール

 
  • ジメジメした季節、ある人は梅雨と言いますが、この季節があるから、あの夏の太陽を嬉しく受け止めるのです。眩しい夏の太陽は、ジメジメしたあの季節にはありません。身体はそれを求めていたのです。それを思うと、あのジメジメも乙なもんです。日本人の身体はその様に進化していると思います。

    (ター坊さん / 2012.6.2)

  • 季節のことを捉えて、食材にも活かすという取り組みはいい感じですね。

    (金麦ちゃんさん / 2012.6.5)

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