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7月29日(金) 花火

余韻よいんをたのしむ」

まだ暑さの残る淡いブルーの
夕暮れ空の向こうから
ドーン、ドーンとお腹にひびく低い音がとどろきます。

ああ、今年もきた!
体がその音を受けとめて、
心なしか足どりは軽く、胸は高鳴りはじめます。

花火を見に行く、と予定が決まった辺りから、
浴衣はどうしよう?髪は?
下駄は新調しようかしら…と
あれこれ楽しい悩みがみんなの心を踊らせます。

花火というと、私はこの
はじまるまでのウキウキ感と、
終わったあとの余韻が、殊に好きなのです。

何万もの人が息を呑む大輪が散ったあと、
なにもなくなった夏の夜空が見せるもの。
それをちゃんと愉しめるのが
日本人の美意識のような気がして。
しばしぼんやり余韻に浸る時間には
なんともいえない味わいがあります。

だから家の軒先で線香花火に火を灯す
ひとときも大好きです。
チチチっと絶妙な間をおきながら繊細な火花を散らし、
さいごには控えめに火の玉をポトリとおとす線香花火。
その瞬間、なんだか夏が終わってしまうような
切なさがよぎります。
でもそれは潔いからこそ心に美しくひびく余韻。

そんな心地よい夏の夕涼みには金麦がぴったりです。
よく冷やしたグラスに注いで
ゆったり花火を眺めていると、
よりいっそう夏が味わい深くなる気がします。

平澤 まりこ

文・平澤 まりこ

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