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昔ながらのウスターソース鳥居食品

金麦セレクション

金麦セレクション 全国各地にある名産品の数々。毎日の生活を豊かにしてくれる逸品を、その地の歴史と風土を交えて紹介します。

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「生の野菜から手作りで作る。シンプルだから丁寧に。それがトリイソースのこだわりです」

  • 豊かな自然と「やらまいか精神」

    東日本と西日本が出会う街、静岡県浜松市。文化や生活習慣などは、浜松付近を境目に大きく東と西に分けられるのだといいます。たとえば地元・浜名湖名物のうなぎ。浜松には関東風の背開きでふっくら蒸し上げるうなぎ屋も、関西風の腹開きでカリッと焼き上げるうなぎ屋も、どちらもあるんだそう。関東・関西それぞれのイントネーションも、浜松のあたりを境界線とする説が有力です。

  • そんなクロスカルチャーな街、静岡県浜松市には「やらまいか精神」があります。これは、「やってやろうじゃないか」という、チャレンジ精神、新進気鋭な浜松っ子の気質のこと。そんな気質ゆえか、浜松は古くから国内屈指の工業都市として発展してきました。

  • 一方、温暖な気候と豊かな自然の恵みを受けて、農業も浜松の主要産業のひとつ。たとえば、浜松の農作物といえばみかんが有名ですが、実は野菜の生産も全国トップクラス。なかでもセロリの生産高は長野県と並んで日本一。大正時代から生産されて来たたまねぎやトマトの栽培も盛んです。そんな浜松の恵みを「丸ごと」使ったのが、地元で愛されている「トリイソース」です。

  • 「今は工場も減りましたし、社員食堂自体も減っていますが、かつて浜松の工場では、どこの社員食堂でもうちのソースを置いていただいていたものです。いわば、浜松の工業を支えてきた味、と言っても過言ではないんじゃないかな、と思います」。そう誇らしげに話してくれたのは、浜松市にある「トリイソース」工場長の岩井達也さん。工業発展の陰にトリイソースあり、というわけです。

  • 地元の恵みをシンプルに丸ごと活かす

    浜松駅から歩いて15分ほど。住宅街の一角に佇むトリイソースの小さな工場の周りには、スパイシーで甘やかな香りが漂っています。食欲をそそるその匂いに導かれるように中へ入ると、そこは工場というより調理場といった印象。さっそく鍋の中をのぞかせてもらうと、たまねぎ、にんじん、セロリ、にんにくにトマトがゴロンゴロンと煮込まれていました。

  • 「うちのソースの一番の特徴は、生野菜から作ることです」と、3代目社長の鳥居大資さん。野菜ペーストを使わず、生野菜を丸ごと使うことで、そのままのおいしさを引き出しているのです。もちろん、野菜のほとんどは地元産。「農家の方に『こういう野菜を』とリクエストすることもあります。たとえばニンニクは、名産地である青森から大粒な種類の種を取り寄せ、農家の協力を得て生産してもらっているんです」。

  • 半日煮込んで旨味が凝縮した野菜のベースは、シンプルに砂糖、塩に、酢で味をととのえますが、調味料も、砂糖は種子島のミネラル豊富な粗糖、酢は地元の吟醸酒の酒粕を使った自家製というこだわりよう。調味したベースには、香辛料をパウダーではなく丸ごとつけ込みます。

  • 「香辛料を自分たちで作ることもやってみたいんです」という工場長の言葉には、やっぱり浜松っ子の「やらまいか精神」が伺えるというもの。その心意気が、トリイソースの原材料へのこだわりにつながっているのだと感じます。

  • 工場長が「もうひとつ、トリイソースらしいのは」と案内してくれたのは、熟成室。地元の天竜杉で作られた木桶が並び、その中で、ソースはゆっくり1〜3ヶ月かけて熟成されていきます。「今、木桶の職人さんは中部地方に1人しかいません。将来的なことを考えて、ステンレスのものも使ってみましたが、なにかやっぱりまろやかさが違うんです。できる限りはこの木桶でやっていきたいですね」

  • 料理に「かける」だけじゃないソースのおいしい活用法

    スパイシーな香りに包まれながら工場を見学した後、いよいよ定番商品「昔ながらのウスターソース」を味見。ほんのりと甘く、スパイスの香りがふんわり広がります。「ソースって、『かけるもの』というイメージがあると思いますけど、本来は隠し味としていろんな料理に使っていいものなんです」と、鳥居社長。「たとえば、この『昔ながらのウスターソース』を肉じゃがの味付けに少し加えたり、和食のお吸い物にほんのちょっと入れてみてください。和の食材にはないスパイスの香りがほんのり漂って、風味豊かになりますよ」。

  • と、おどろきの活躍をする昔ながらのウスターソース以外にも、トリイソースには独自の商品があります。たとえば、唐辛子をきかせた「昔ながらの加らいソース」。これは地元の居酒屋さんからのリクエストから生まれたもの。「今は、『浜松でよくとれるタコを使ってみないか』という漁師さんからの相談と、地元のタコ焼き屋さんからの『専用ソースを作ってほしい』という要望を受けて、タコのだしを使ったタコ焼きソースを開発しています」(鳥居社長)。

  • そんなふうに、地元に根付いているトリイソースは、いわば浜松っ子の味覚のアイデンティティ。地元を離れた息子さんに頼まれてトリイソースを送っているお母さんや、海外転勤した人に頼まれて買いに来たというお客様もいるそう。昔ながらの味を丁寧に作り続けながら、浜松の農・漁そして食とのコミュニケーションを通じて、新しい味を追及しているトリイソース。これを機に、その味を試してみませんか?

 

料理に合わせてかけてよし、混ぜてよし

野菜と香辛料を丸ごとぎゅっととじ込めたトリイソースは、多彩なラインナップも魅力。お客様のリクエストや地元の食文化に根付いて生まれた製品は、「ソースってこんなおいしかったんだ!」と目からウロコなものばかり。フライにかけてよし、調味料として料理に使ってもよし。大活躍間違いなしです。

<お取り寄せ連絡先>
〒430-0805 静岡県浜松市中区相生町20番8号
TEL 053-461-1575

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