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和TaRu

金麦セレクション

金麦セレクション 全国各地にある名産品の数々。毎日の生活を豊かにしてくれる逸品を、その地の歴史と風土を交えて紹介します。

お酒

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「家業を確立して次世代への橋渡しを。それが結果として地元復興にもつながるんです」

  • 水と歴史の町、竹田

    私たち人間にとって水は大切な存在です。美味しい水が大地を育み、植物を育て、人の営みまでをも豊かにしてくれるからです。九州のシンボルとも言うべき阿蘇山から、20㎞ほどのところにある大分県竹田市は、そんな水の名産地として知られる土地。中でも竹田湧水群と呼ばれるエリアは名水百選にも選ばれ、週末になれば水を汲みにくる人たちで賑わっています。

  • 竹田市には古くからの町並みが今でも残っており、難攻不落と言われた岡城址や、武家屋敷など江戸時代の雰囲気を感じることができます。町全体も旧き良き日本の味わいを保ったまま。人口2万人ほどの小さな町ではありますが、足を踏み入れると心がほっこり温まるような、そんな印象を受けるのです。

  • 竹田市を散策していると、ひときわ重厚な雰囲気を持つ建造物があります。1879年に建てられ、登録有形文化財に指定されている「喜多屋」です。現在、この歴史ある建物の中で、地元の農産物を使ったドレッシングや、和の素材を使ったタルタルソース「和TaRu」を作っているのが喜多屋8代目の佐藤英之さん。実は、彼は東京生まれ東京育ち。これまで竹田市を訪ねたのは帰省や親戚の集まりのときなど、数えるほどしかありませんでした。

  • 「文化財になる立派な建物はあったものの、うちには家業がなかったんです」。喜多屋はかつて、武家宿や郵便局、酒造業を営んでいたこともあるのですが、佐藤さんの父の代で東京へ移住したことで歴史が途絶えようとしていたのだそう。「親戚の集まりで竹田市に来たときに自分が直系の子孫であることを改めて認識し、なんとかしなくちゃと思ったんです。その後、意を決して仕事を辞めて竹田市に移住して商売を始めたんです」

  • 素材を“和”に置き換える

    今回紹介する「和TaRu」はそんな佐藤さんが、地元産で、なおかつ植物性の素材のみにこだわった和のタルタルソースです。原材料である卵を豆乳に置き換えたほか、ピクルスは自家製の切干大根にするなど、そのどれもが佐藤さんが実際に生産者のところに行って、納得したものだけが使われているのです。

  • 和TaRuの主原料である豆乳を作っている、内藤豆腐店に足を運びました。「市販されている豆乳はどうも苦手だったんですが、内藤さんの豆乳を飲んだとき感動したんです。豆乳がこんなにも美味しいものだったなんて初めて知りました」。竹田市の水は阿蘇の伏流水が源。つまり、この豆乳にも大地の恵みが自然と受け継がれているのです。

  • 佐藤さんは和TaRuの原材料のひとつ、切干大根を作っている農家にも連れて行ってくれました。採れたての大根を手作業で細かく刻んでいるのは、生産者の白石正幸さん。「こうしないとキレイな形にならないんですよ」。しっかりと乾燥させられ旨みが凝縮した切干大根を口に入れると、まるでフルーツのような自然の甘みがたっぷり。

  • 「そのほかの原材料である玉ねぎ、長ねぎなどもすべて大分県産。安心で安全でヘルシーなものを。和TaRuにはそんな僕の思いがあるんです」と佐藤さん。こうした農家とのつながりは、彼が竹田にきたばかりのころ、農家の手伝いをしていたことが縁。まったくの門外漢であったにも関わらず、たくさんの人の信頼を得ているのは、きっと彼の真摯な姿勢があったからこそでしょう。

  • 無添加・無着色・植物性というこだわり

    作り方は、原材料をフードプロセッサーにかけるところから。その後、野菜絞り器に入れ水分を抜きます。「つい最近まで野菜を絞るのは手作業だったんですが、万力のように絞れる野菜絞り器を買ってから作業が随分楽になりました(笑)」。佐藤さんは調理師としての経験があるわけでないのですべてが手探り。和TaRuがカタチになるまで何度も試行錯誤したそうです。

  • その後にきび糖、黒胡椒、味噌、そして豆乳を加えて再びフードプロセッサーへ。最後にリンゴ酢となたね油を加えて混ぜれば「和TaRu」の完成です。驚いたのは、レシピ作成、商品造り、瓶詰めにシール貼り、さらにはパッケージデザインまですべてを佐藤さんが手がけているところ。「妥協できない性格なんですね」と笑いながら佐藤さんは話しますが、その言葉の裏には喜多屋に家業を根付かせ、さらには町を元気にしたいという彼の思いがあるのです。

  • 和TaRuを口に入れると、芳醇な香りが口の中に広がるのが分かります。油っぽさやしつこさは一切なく、さらに料理や素材の味と調和し、味に深みを持たせてくれるのです。フライ類や野菜へ付けて食べるなど使い方はその人次第。無添加・無着色で植物性の和TaRuは、食をもっと美味しく楽しくしてくれるでしょう。

 

大分の恵みが詰まった和TaRu

大分産の素材に厳選して作られた「和TaRu」は、喜多屋8代目の佐藤英之さんのこだわりが凝縮した和のタルタルソースです。すっきりとした口あたりとさわやかな後味が特徴で、各種フライはもちろん、野菜へかけるドレッシングとしても使える逸品です。

<お取り寄せ連絡先>
〒878-0012 大分県竹田市竹田町104-1
E-mail info@kita-ya.jp
FAX 0974-62-3161
http://www.kita-ya.jp/

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