3 March 2017

花見

花見の起源とされている奈良時代には、梅を見るのが主流だったことが、「万葉集」の梅の歌の多さで分かるそうです。それが平安時代の「古今和歌集」になると、桜の歌の数が逆転。以来、花見の花として定着していったようです。今や世界中の人が、「春の日本文化」として愉しみにしていますね。

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今年の花見をもっと印象的な思い出にするために 今年の花見をもっと印象的な思い出にするために

桜前線が北上するニュースが流れると、
今年もまた春がくるなあ、と感じられます。
花見に出かけなくても、
通勤の途中に桜並木の下を通ったり、
自宅やオフィスの窓から桜が見えたり、
日常のなかでも「桜を愛でる」ことができます。

「夜、帰り道に桜の下に佇んで、
一日の終わりに花と向き合うというのも、
とっても贅沢な花見です。
大勢でにぎやかに花見をするだけでなく、
桜を愛でる方法は、人それぞれだと思います」

と、お話してくれたのは、和文化研究家の三浦康子さん。
今回は、桜をもっと味わうために知っておきたいこと、
桜の愛で方について教えてもらいました。

桜のたしなみ 3か条 桜のたしなみ 3か条

1.花見の意味を知り心豊かに 1.花見の意味を知り心豊かに

花見のルーツとして知られているのは、
貴族の遊びにさかのぼる娯楽としてのお花見。
「平安貴族の遊びだった桜の花見ですが、
江戸時代に入ると幕府公認の庶民の娯楽として奨励されました。
幕府は、今も都内の花見スポットとして知られる
飛鳥山、上野寛永寺や隅田川堤に桜を植えて花見の場所をつくりました。
人々は花見のために着物を誂え、お酒や料理を用意し、
桜の下で酒宴を愉しんだのです」

なるほど、江戸時代に定着した風習や行事は少なくありませんが、
花見もそういうルーツを持っているのです。
よく知られるこのルーツとは別に、三浦さんはもう1つ、
桜を愛でるために知ってほしいルーツがあると言います。

「それは、農耕儀礼としての花見です。
農耕を司る「田の神」は、春に山から里へ下りてきて、
秋に山へ帰ると考えられてきました。
桜というのは、春になって
山から下りてきた田の神が宿る場だと考えられていたのです。
桜の語源にはいろいろありますが、
一説には「サ」は田の神を意味し、「クラ」は座する場を意味する、
つまり、サクラ=神の座する場という意味だと言われています。

桜の開花は田の神の訪れを知らせるものであり、
桜の花は稲の花の象徴とされたため、
花づきがいいと人々は豊作になると喜びました。
つまり、花見は田の神を迎えて豊作を祈る祝宴になるわけです。
だからこそ、花見にはおむすびや旬の農作物を使った料理、
そしてお酒が馴染むのです。
今でも桜が咲くと、巡る季節に生命の営みを感じたり、
喜びや感謝の気持を抱いたりするのは、
そういった農耕儀礼を通じた桜への思いが
日本人のDNAに刻まれているからではないでしょうか」

2.乾杯もおしゃれも、桜の花に敬意を表して 2.乾杯もおしゃれも、桜の花に敬意を表して

花見のルーツを知ると、桜への思いがぐっと深まり、
“花より団子”になりがちな花見の過ごし方が変わりそう。

「花見をしたと言っても、ついつい
飲んだり食べたりを愉しむことにばかり夢中になってしまって、
桜をきちんと愛でたかというと、そうでない人も多いですよね。
今年は、せっかく花見への理解を深めていただいたわけですから、
桜に対しても乾杯をしてみてください。
巡る季節や自然への感謝を込めた乾杯は、
風流な花見の思い出として心に刻まれ、
人生を彩る豊かなひとときになると思います」
また、そういった桜に寄せる思いを、
さりげない「桜のおしゃれ」で愉しむのも粋です。

「たとえば、桜色のショールを羽織ったり、
小さな桜のアクセサリーを身につけたり。
赤いものと白いものを重ねて桜色を表現する
『桜重ね』の装いもステキですね」

あくまでもさりげなく。
和装が多い三浦さんの場合は、
帯留めなどの小物に桜を取り入れる程度に留めているそう。

「主役はあくまでも桜と心得るのが粋とされ、
現実の花と競うのは野暮とされているのです」

3.花を愛でる言葉を知る 3.花を愛でる言葉を知る

桜に敬意を表する装いだけでなく、
自分なりの愛で方を見つけることが、
毎年の花見を味わい深いものにするためには、一番大切です。

「たとえば、絵を描いたり、一句詠んでみてもいいでしょう。
自分だけのお気に入りの桜を見つけ、
蕾から散りゆくまでを日々愉しむのもステキですね」

今回三浦さんが教えてくれたのは、
桜にまつわる言葉を愉しむ、ということです。
「日本には桜にまつわる美しい言葉がたくさんあり、
私はこれを『桜言葉』と呼んでいます。
満開の桜が闇の中であかりのように感じられる『花あかり』、
桜の咲く頃の寒さを『花冷え』、
桜の咲く頃の曇天を『花曇り』、
満開の桜を散らしてしまうような雨を『花流し』と表現するなど、
花見の季節にぴったりの風情溢れる言葉がたくさんあります。
花見の終盤に、『花疲れしちゃったから、どこかでちょっとお茶でも』とか
『花冷えするから風邪をひかないようにね』なんて、
日常で使ってみてください。
ぜひ、そういった表現を味わいながら、桜を愛でてください」

花見の宴をとことん愉しみながら風流の心も忘れない 花見の宴をとことん愉しみながら風流の心も忘れない

今回は、日本の暮らしの中に息づく風習や行事を中心に、
さまざまな日本のライフスタイルや文化を研究している
三浦さんならではの、桜の愛で方を教えていただきました。

花見にまつわるルーツや愉しみ方を知ることで、
桜の見方も広がりそうです。

「江戸時代に花開いた花見の文化。
春の心踊る行事として、
とことん宴を愉しみながらも、
風流の心を忘れずに、
年に一度の花見の季節を味わってください」

今年の花見は、教えてもらった桜のたしなみを話題にしながら、
大切な人と桜と、金麦で乾杯してみてはいかがでしょうか?

三浦康子 YASUKO MIURA

和文化研究家、ライフコーディネーター。暮らしの中に息づく歳時記や季節の行事などの日本文化について分かりやすく解説し、今のライフスタイルに取り入れ未来へつなぐ提案を行っている。また、日本の行事文化を子育てに活かす「行事育」の提唱者としても知られる。順天堂大学非常勤講師。

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花見にも日常の食卓にも使いたい「白木塗タモ三重重箱セット」

巡る季節のよろこびを感じる花見の席、
せっかくなら重箱に旬のおいしいものを詰め込んで、
持っていってはいかがでしょうか?

「シンプルなデザインの重箱なら、
花見のときはもちろん、
日常のテーブルにも使えますから
おすすめです」(三浦さん)

今回のプレゼントは、まさに和のシーンにも、
モダンな食のシーンにも似合いそうな白木塗の重箱。
三段重ねで、盛りつける料理に合わせて、
仕切りを取り付けることができるので、使い勝手も抜群です。
(仕切りは九つ仕切り×2、六つ仕切り×2、四つ仕切り×2)

ぜひご応募ください!

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今年の花見は、桜のたしなみを話題にしながら、大切な人と金麦で乾杯を!
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